2012年1月21日土曜日

ガジアンテプからアレッポへ

シリアへの入国は自己責任で!


ホテルを出発しシリアへ向かいます
アルメニアから大事に持っていたブランデーは結局、日本へ発送できなかったので
ホテルに寄贈してきました
外国人旅行者が来たら出すよう言っておいたので
ホテルカタンへ宿泊される方は聞いてみてください




チェックアウトの時間にやたらうるさかった
ロビーに置いていた荷物を勝手に全て外に出されました

朝食に小魚サンドを食べて出発


シリア国境があるkilisへ
「ハラブ(アレッポ)」の道路標識があります


道中にあった不思議な色使いのモスク


この先が国境

トルコ側

以前会ったシリアへ入国した中国人女性が話していた国境へ近づくのを妨害してくる
トルコ人警察はいなく、すんなりイミグレへ
(後日会った日本人旅行者も警官に妨害され断念したそうです)
ドキドキしましたが、すんなり出国スタンプをもらう
これでもう戻れません
なぜなら結局自動車保険無しで抜けてしまったためです
再入国したらモメそうです
そしてシリア側へ自走で移動

シリア側

流暢な英語をしゃべる兵士が笑顔で「Welcome to syria!」と出迎えてくれました
ですが、まだまだ安心はできません
国境で会ったシリア人は誰もかもが優しく、親切にしてくれました
どきどきしながらパスポートコントロールへ
非アラブ圏の第三国人は私だけで列の順番が来て私のパスポートを見た係官が渋い顔をする
別の窓口へ呼ばれ入国目的や身分、なぜビザが持っていないかを聞かれる

この理由は「私はシリアの全てに興味があり是非入国したい。旅行にはシリア入国が不可欠
ビザが無いのはアルメニア、エレバンの領事館で発給を断られたから」と言いました

シリア以降どこに行くのかを聞かれる
「ヨルダンを抜けてエジプトへ入国する」と答える

エジプトに行く理由を聞かれる
「エジプトで家族に会い博物館を見物すると」と答える

係官「少し待て」

暫くすると奥にある部屋に通されました
内装が綺麗な部屋の中には偉そうなオジサンがいて私のパスポートを見ていました
このオジサンにも先ほどと同じ質問をされる
とても緊張しました

面接が終了後、「椅子に座って待っててくれ」と言われる

10分後、「日本人。こっちこい」と窓口に呼ばれる
渡されたのはビザ代を振り込む銀行の用紙

やったー!

と思いながら銀行でビザ代の23ドル(だと思う)を振り込む
この際に余っていたトルコリラも両替

その後、カルネを持って銀行隣の保険屋で自動車保険を25ドル程で購入する
手数料10ドルも銀行へ払い、レシートを保険屋に渡すとカルネにホッチキスで留めてくれる
用紙を留めたカルネを持ってカスタムに行き手続きは終了
少々手間取りましたが晴れてシリア入国です




シリア側のボーダーを抜けたところ


トルコのガソリンはメチャクチャ高いのでシリアで補給をしようと考えていましたが・・・
なんだか分からない状態になってました


ガソリンは売ってなさそう

暫く進むと寂れたスタンドがありそこで給油
1リットルで50シリアポンド
釣りを返してくれなかったので500ポンド分とか注文に注意した方がいいでしょう







アレッポの近くにあった大きなショッピングモール&ホテル
残念ですが、入る余裕はありませんでした


これ以降は日が落ちて真っ暗に
道に迷いタクシーに先導させたら予想通りのボッタクリプライス(5ドル)
でも、こうしないとたどり着けないぐらい街がでかい
なんとか安宿がある時計台にたどりつき(Hanadi Hotel)にチェックイン
安い有名なスプリングフラワーは近くですが、あまりいい話を聞かないな~

ちなみにハナディホテルはホットシャワーなし、WiFiなしで500ポンド
客が来ないためか独房みたいな11号室から3人部屋の3号室へ移動させてくれました
セキュリティとかは皆無
外出の時に鍵を受付で預かるのですが、外出中にゴミ箱が綺麗なってたり
電灯を消してくれてたりします
まあ勝手に部屋に入られている訳です

あと昼に働いてる若い従業員が執拗に両替を持ちかけてきますが無視しましょう
公式レートは1$=57くらいで、この従業員は1$=65他の銀行や両替屋は1$=70
知識がなかったばっかりにやられてしまいました


バイクは近くにある地下の洗車屋が預かってくれます
1日で300ポンドもします
座標(N36 12.229 E037 09.143)
路駐が不安な方は預けましょう

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