2012年1月10日火曜日

旧ソ連圏のまとめ

ロシア語圏のまとめ

私が入国した旧ソ連圏の国についてのまとめです

入国したのは
ロシア
カザフスタン
キルギス
タジキスタン
ウズベキスタン
トルクメニスタン
アゼルバイジャン
グルジア
アルメニア(バイクなし)

それぞれの国の物価 (高い安いは私の主観です。何と比べて・・・というのは特にありません)
それぞれの物品の数字の通貨単位はその国の単位です

とりあえず思い出せる範囲
*ガソリンの値段は1リットルです
**水の値段は1.5リットルです
***スニッカーズはスニッカーズスーパーという101gの物です

サラミ、ソーセージ、惣菜等の価格は1kgもしくは100gあたりの価格で示される事が多い

ロシア 高め (1$=30ルーブル[RUB]) ガソリン24~30、水10~25、宿で一泊は500~
ボルシチ60~、ピロシキ25~、バイク工賃200~、チャイ10、スニッカーズ34
スーパーの惣菜10~上限なし(サーモン、キャビアe.t.c)


カザフスタン 高め (1$=140テンゲ 1€=200テンゲ[KZT]) ガソリン100~120、水100/1.5L
食堂で一食500~、割れたビスケット100/kg、アイス30~


キルギス 安い (1$=45ソム[KGS]) ガソリン35~45、水15くらい?、宿150~
食堂で一食40~、ケバブ55~、道端のジュース売りの飲み物10~/200mL
みんなで行けば楽しくお得の中華料理(吉祥飯店)大体140~、バイクオイル350/L~
トロリーバス5、マルシェ10、携帯充電器100、スニッカーズ34、ナン10、醤油60
鮭とばのような物40、インスタント麺15/kg、


タジキスタン 高め この国は若干特殊で首都とパミール等の地方で倍以上の差がある物がある
変なレートで換金し、パミールでガソリンを買った際は日本並みの値段になった
(1$=4.8ソムニ[TJS]) ガソリン6.5~8.5、水1.5~3、ナン2~、パイ生地ナン3、ジャガイモ2~3/kg~
柿3/kg~、バター4~、トロリーバス0.8(車掌により変動する)、スニッカーズ3.1~4.0
食堂で一品12~、アイス1、米7/kg(石の混入に注意)、ヨーグルト3/500g、



買い込んだスニッカーズスーパー
何十本買ったか分かりません(50以上?)


ウズベキスタン 高め この国には闇両替がある。公式レートは1700程だが全て闇で両替した
ボッタクリが多いので一部、変な価格になっている可能性があります
(闇レートで1$=2500スム[UZS]) 
ガソリン2500~3200(公式の値段は1725cym/Lですが・・・。詳細はウズベキスタンの項目で)
水500、スニッカーズ2200~、シッカーズ(通常サイズスニッカーズのパチモン)2000
ケーキひと切れ1600~、ジュース2500/L、チョコ塊1500、サマルカンドシャツ14000



トルクメニスタン 安め 古い旅行ガイド本のような圧倒的安さは感じず。キルギスと同程度
(1$=2.85マナト[TMT])ガソリン0.58(安いが・・・。詳細はトルクメの項目を参照)
食堂で一食3~、水1マナト、スニッカーズ2.2、スパム7、


アゼルバイジャン 高い (1$=0.7 1€=1マナト[AZN]) ガソリン0.6、バス停でお茶と菓子パン0.8
これ以外に無し


グルジア 安め (1$=1.67ラリ[GEL])ガソリン2.2~、水0.8、米(インディカ)1.6/kg、
豚油の塩漬け(万能)1/100g、タマゴ0.5、キャベツ2/kg、玉ねぎ2/kg、トマト3/kg
サバの燻製1.2/100g、惣菜屋の惣菜一品0.5~、スープの素1.8、マクドナルド1.9~
ポテトチップ2.8、スニッカーズ1.25、


アルメニア 安い (1$=380 1€=500ドラム[AMD]) ガソリン450、水80くらい、
ローカルコーラ89/500ml、ケバブ500~、フライドポテト200、ドライフルーツ1500?/kg
アルメニアコニャック5年物6000/0.7L、スニッカーズ330、ローストビーフ?4000/kg
ベーコン2400/kg、ヨーグルト150/0.5kg~、スシ1000/一貫、



道の良さ


ロシア いい所は良いが、ひどい悪路も目立つ
悪名高いハバロフスク~チタ間の2200キロは舗装が進み未舗装路は計50キロもない
ウラジオストクからカザフスタン出国までの7000キロの内、未舗装路は200キロ以下
ハバロフスク300キロ手前の20キロ、ウラジオストク市内、バイカル湖南部が悪路として印象に残る
砂利道、砂、石、土とバリエーションが多い
過積載のトラックが作ったと思われるアスファルトのたわみと穴に注意
これらは突然出てきます
道路工事等で未舗装路を迂回させられるパターンが多い
舗装中の路面(整地した砂)を走らされる事がある
新設と補強工事の繰り返しなので必ず工事には出くわすと思います
あと、バーストしたタイヤのカーカスにも注意
ガソリンスタンドは200キロ以内には必ずあります

カザフスタン 悪い
M38号線はセミパラディンスク郊外から急に悪くなる
大規模な道路工事と古すぎるアスファルトと、剥がされた路面は砂になり、かなり苦労した
ロータリーでA350号線に接続するまで続く
その後も古いアスファルトと補修を途中までやって飽きたのか
小石状のアスファルトを撒いて終わった区間がある
これらは飛び石としてエンジンにくっ付いて溶け、跡が付く
軽いので良く飛ぶ上に地味に痛いのとスリップ注意
アルマティの手前では道路の脇に積んである砂をトラックが巻き上げ
呼吸がキツかった
マスクを着けた方がいいです



キルギス 幹線道路は良いが、そうじゃない道は悪い
概ね良好な道路が多い
オシュ街道のトンネル内がちょっと危険
サリタシュ村の手前から砂の未舗装路が始まり
タジキスタン国境へ行く道から長い未舗装路が始まる
ソンクル湖周辺は滅茶苦茶悪いので行く人は注意
トライアンフのスクランブラーでこの辺りを走ったアメリカ人に聞いたところ
ソンクル湖からジャララバード間はかつてない程悪く、道中に4回パンクしたとのこと




タジキスタン とても悪い
まずキルギス国内の国境手前から悪路が始まりコチコル付近まで舗装はない
路面も砂から小石と様々でなんども転びそうになった
国境からのダウンヒルには十分注意
橋がなく、川越とかもある
ムルガーブあたりからのハイウェイは安定しているが、それもワハーンの入口まで
回廊内では村やイシュコーシム以降に少し出てくる以外は未舗装
ホログ以降も悪い道は続き、未舗装の峠、砂場みたいな道もあり
首都の手前50~100キロ辺までは舗装は見込めない
特に前半は辛い




ウズベキスタン 普通
概ね安定しているが、サマルカンド手前の峠や幹線道路以外は舗装してなかったりする
ブハラ~ウルゲンチ間は砂漠の中の壊れたアスファルトとダートを走ることになる
現在工事中で作りかけの道路に乗って走ることもできる
後半はそれすら無くなるのでひたすらダート
バリケードの隙間を行けば少しだけ楽
ウルゲンチ~ヒヴァ間の最初の方は未舗装
橋の建築工事に伴い砂を撒いた仮設の浮橋の上を走ることになる
ガソリンスタンドがどこも絶望的
ブハラ~ウルゲンチ間は特に最悪、無給油を覚悟したほうがいいかも


トルクメニスタン 良い
意外かもしれないが道路は良い
一部古い舗装の狭い道路がある
あと道路にせり出してくる砂漠の砂に注意
ただガソリンスタンドに注意
縦断する砂漠は250キロ以上スタンドがなかった

アゼルバイジャン しらん 道路の雪かきしろ

グルジア 良好
冬季はアイスバーンに注意
長いトンネルがあるが、中は明かりがあるのでキルギスの様な恐怖は感じない

アルメニア グルジア国境の峠が少し荒れている 幹線道路は良い


人の良さと治安

ロシア 泥棒が多い、変な酔っ払いが多い反面、いい人も多い
ホテル探してたら車で先導してくれたり、英語できる人に電話かけてくれたり
偶にメンドクサイのもいますが・・・

特にバイク乗りは本当に親切です
彼らの日本車に対する思い入れは並々ならぬ物があります
ロシア人バイク乗りと仲良くなりたい場合は国産車に乗っていきましょう

泥棒が多く、何度か金品を盗られましたが、トータルではロシア人には好感持てます

道路で呼び止められても絶対に止まらないように
泥棒や強盗の場合があります

カザフスタン ?
足早に抜けたため、ほとんど会話していません
稀にロシア語が通じない人もいます
アルマティで話しかけてきたお兄さんがたは面白く親切でした
過去の情報ノートによると暴力事件が起きている模様

キルギス 警官以外良い
キルギスで一番危険なのは警官との遭遇
警察は完全に腐っているので宿で注意喚起の紙を貰うのを忘れずに
何かトラブルに巻き込まれ警察を呼ぶと二次災害の可能性があるとのこと
それほど腐ってます
バザールには必要最低限の金しか持っていかないこと
被害者続出のバザールには自称警察官もうようよいます
私も自称警察官に絡まれて嫌な思いをしました
キルギスには私服警官はいないらしい上に、エンジ色の手帳を警察手帳と言い張ってきますが
あれは免許書でキルギス人はみんな持ってます
写真はコスプレです
道路にいる警官は交通警察といって種類が違うらしいです

タジキスタン 悪い
親切な人は親切なんですが・・・
パミールはドゥシャンベほどでもない
子供がたまに道路を塞いでくることがあるぐらい

ドゥシャンベではニーハオ、キタイ(中国)を一日何回も聞くでしょう
悪意のあるニーハオです
バザールの惣菜コーナーには狂ったようにニーハオ言ってくるおっさんがいます
チンチャンチョンが聞こえた人もいるとか

例 ある日のバザールの夕方
おっさん「ニーハオ!キターイキターイ!」
私「ニキタイスキー(中国人じゃない)」
おっさん「ニキタイスキー!(驚きながら)」
おっさん「ニキタイスキー!ニキタイスキー!(周りに呼びかけながら)」
おっさん2「ニキタイスキー!」
おっさん3「ニキタイスキー!」

どうしろってんだよ
なんのコントだよ・・・

ウズベキスタン 残念な国
もちろんいい人はいる

だが、子供から大人まで程度低すぎ
ボッタクリから人種差別はあたりまえ
10歳ぐらいの子供に「マザーファッカー」と吐き捨てられた日には・・・

とにかくボッタクリが酷い
値札の付いていない物を買う際は注意
タクシーは「1000」とか「2000」と値段を掲げているのを選びましょう
それ以外は不快な思いをする覚悟で


トルクメニスタン まあまあ
酔っ払いが多いが良い人が多い
食堂で会うトラック運転手の親切さとウオッカ注文率は比例する
金にセコイ人が残念
走行中、子供に物投げられたのは今のところこの国だけ
道徳教育に力を入れて欲しい

情報ノートには警官に拉致られて金を出すまで殴られたとの話が・・・。

アゼルバイジャン 半端なく酷い
もちろん良い人はいる
だが、彼らの善意が打ち消されるほど悪意に満ちた人がゴロゴロ居る
この国に関しては良かったという人をあまり見ません
特に金が絡むと必ず嫌な思いをすると思います
アルメニア人曰く、「アゼリーはお金好きだから・・・。」
道を聞いても簡単に信用しない事
警官は高圧的で道を聞いても「ニエット」しか言わない
パスポートチェックが大好き
駅のチッケト売りのオバサンには本当にイラッとさせられた
足元見るのはお手のもの
奇声上げながら中指はご愛嬌

グルジア 良い
個人的な総評の中でジョージアホステルのオーナーが与えた影響が強いと思いますが
それでも親切な人が多かったです
無愛想な人も多いですが・・・
惣菜屋のオバサン達も和やかに試食させてくれるし

2011年12月にネリダリの家の宿泊者が夜に歩行中
暴行を受ける事件があったそうです
夜間の一人歩きは注意するように


アルメニア 良い
エレバンには無愛想な人が多い
ロシア語ができない若者もちらほら
バザールのおばさんにオマケしてもらったり、ケバブ屋の兄さんの意味不明なギャグ等
この辺がプラス

ナゴルノ・カラバフは田舎特有の優しさがある



おおまかにこんな感じで
私個人の実体験と感覚に基づくものなので参考までに




カルネの使用国は無し
旧ソ連圏の国はいずれもカルネを使用しませんでした

国境越えの際にナンバーとかエンジン番号を提示する必要があります
アメリカ人が持っていたカードみたいに
クレジットカードサイズのカードに登録ナンバーとか車体番号とか書いて
それらしく顔写真とか印章を入れた物を作れば
国境でデカイ邪魔なカルネ台帳をいちいち出し入れしなくても済むと思います
アメリカ人はナンバープレート紛失してもキルギス、タジキスタン国境越えてました
今後、旅行される方は参考までに

強制保険必要国
ロシア

入国時の車両関係税金及び手数料の必要国
ロシア(保管代?)、トルクメニスタン(たくさん)、アゼルバイジャン?

出国時の車両関係税金及び手数料の必要国
なし

面倒な通関作業及び書類作成がある国
ウズベキスタン


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