2011年10月29日土曜日

ドゥシャンベでのビザとバイク事情について

最初はドゥシャンベで時間をかけてイランビザを取るつもりでいたので
お隣のウズベキスタンのビザの有効期限を11月1日からにしてあります
ところが、同じ宿に泊まっていた学生から一ヶ月待たされた上にビザが下りなかった
日本人のチャリダーの話を聞き、イラン行きを断念
当初のウズベキスタンからトルクメニスタンをトランジットビザでイランに抜けるルートを変更し
ウズベキスタンからトルクメニスタンのトルクメンバシから
フェリーを使ってカスピ海を越えアゼルバイジャンのバクー入りするというルートに
これはビシュケクでも考えていたルートで逃げ道としてカザフスタンのアクタウからバクー入りのため
カザフスタンのビザもビシュケクで取得してあります

因みにビシュケクでアゼルバイジャンのビザを取るには日本大使館のレターが必要との事
※2011年の10月中旬頃の状況です

マイケルは道中で「アゼルバイジャンは難しい。つか不可能だ」
ヘビーメタルを聞かないフィンランド人「アゼルバイジャン?あの国のビザは無理だろ」
みんな口を揃えてアゼルバイジャンのビザは無理だと言っていたのですが
日本人の学生はなんと10分程で取得できたとの事
フィンランド人「信じられない。彼女と話をさせろ」
ビザを見せて貰って納得した様子
欧米ではアゼルバイジャンのビザはどういう扱いになっているのでしょうか?
学生に場所を教えて貰いフィンランド人と一緒にビザを取りに行きました

<アゼルバイジャンのビザについて>
大使館はアイニー像から国連の建物方面へ行った最初の歩行者用信号の近くにあります
他に人は居らず、守衛にパスポートを見せるとすぐに入れてくれました
割と良い趣味のインテリアな居間で英語があまり話せない領事さんに申し込み用紙を貰い
用紙に必要な事項を記入し写真を2枚張り代金を支払い10分程で受領できます

最初は「一ヶ月の出入国の期間指定で3日滞在だ」と言われましたが
フィンランド人「そんなハズないだろ一ヶ月滞在できるハズだ。こないだ日本人の女性が来ただろ」
領事「(紙の束をめくりながら)あ~ほんとだ~できるできる。一ヶ月と三ヶ月どっちが良い?」
フィンランド人「三ヶ月?三ヶ月も滞在できるのか?」
領事「いや、できない」
フィンランド人「なんだよそれ。三ヶ月できるんだろ」
領事「ああ、そうだ」
フィンランド人「三ヶ月滞在の方が欲しいんだが」
領事「いや三ヶ月も滞在できないって」
フィンランド人「どういう事だ」

どうやら入出国の期間指定が三ヶ月もしくは一ヶ月かの話だったようです
両方とも滞在可能なのは期間中の一ヶ月という事
メモを書いて貰いようやく理解

フィンランド人はこれからウズベキスタン、オマーンやカブールに行くらしいので
来年から始まるビザを取得
私も三ヶ月のビザを申請
請求されてから料金が違うことに気が付きましたが、長い方が安心できるのでそのまま申請
一ヶ月の方は40ドル、三ヶ月は50ドルの料金を支払います
(学生はソモニ払いが出来たらしいですが、私の場合は米ドル以外を受け付けていませんでした)

本当に10分程でビザが取得できました
フィンランド人「マジで貰えたよラッキー」

アゼルバイジャンのビザが手に入った所でトルクメニスタンのビザを申請します
多くの長期旅行者は観光ビザではなく、トランジットビザで入国すると思いますが
トランジットビザを取るには出国先の国のビザがないと取得できません

<トルクメニスタンのビザについて>
Varzobバザールに面しているRUDAKI通りの間にある通りを3.7.2カフェが入っている
スーパーの方へ下っていきT字路の手前で路地を右に入ります。ベンチが目印です
申し込めるのは9時30分から12時30分まで
記入済みの用紙、代金は支払済みの場合のビザの受け取りは2時か3時にも受付てくれます
人が並んで居ても時間になれば追い返されますので注意
守衛が鬱陶しいです。領事に2時に来い、3時に来いと言われてベンチで待ってるときにも
守衛が「ザーフトラ、ザーフトラ(明日)」と追い出しにかかってきます
申し込み用紙に必要事項を記入、見本がありますが、レターも書く必要があります
写真も一枚必要、渡航先のビザのコピーも必要です
貰えるのは5日まで
代金は一週間後受け取りで55ドル、二週間後なら35ドルです
支払いはグリーンバザール(Shah Mansur Bazaar)近くの銀行まで行かなければいけません

領事は英語が上手で優しい人ですがジョーク?嫌味?も上手ですし、物をはっきり言います
英語がヘタクソだと怒られました
申請には入国する場所、出国の場所、経由する場所の地名が必要です
地図が飾ってありますが、印刷が不明瞭で読めないので注意。前もって用意しましょう

そんな領事との会話
私「ウズベキスタンのヌクスからトルクメンバシに抜けたいのですが」
領事「ヌクス国境はKoneurgenchだね。そう書きなさい」
私「砂漠の中の道は悪いですか?」
領事「haha!トルクメニスタンはアフリカの国ではないのだよ?良い道に決まってる」
私「自然公園を抜けてトルクメンバシ直通の道路を抜けようかと・・・この道です」
領事「なんでそこを通る必要がある?アシガバードを経由しなさいヌクスから5時間だ(マジ?)」

最初は最短ルートでトルクメンバシに抜けるつもりだったのですが
領事のアドバイスでアシガバードを経由するルートに土壇場で変更
これで諦めかけていたガスクレーターにも寄ることが出来ます

ところが、申請書を書いている最中に12時30になってしまいました
領事「ランチの時間だ。2時にまた来なさい。ここで申請書を書いていても構わない」
お言葉に甘えて申請書を書いていると、英語喋れない職員にやたら急かされ、追い出される
結局、宿で申請書を書いて午後行くことに
待ってる間も守衛が「ザーフトラ(明日)×∞」と必死に追い出しにかかってきますが無視します
時間通りに領事が出てきて書類を受領してくれました
ただし、受領は明日付けになるとの事

翌週、銀行の振込み用紙を渡され銀行への道順を案内して貰います
2時まで待ってくれるそうです
この時だけパスポートをホールドするので注意
パスポートを持っていない時に限って警察に声をかけられるんですよね
それもコピーを持ち忘れているときに・・・・
何とか気合で開放して貰いましたが、めんどくさかった・・・・
結局受領は翌日になりました
領事に昨日来なかった理由を聞かれました
話すと「やっぱり・・・」みたいな顔を・・・・・握手してお別れです

こうして手に入れたビザはデザインも良く、何か達成感が得られるビザ取りでした

<ドゥシャンベでのバイク事情>
ドゥシャンベではスクーターは良く見ますが
MT車は中国製?のモトクロッサー型のミニバイクを一台見ただけです
ほとんどバイク屋はなく、部品も見込めないでしょう

調べた所Horizons Unlimitedの方にドゥシャンベでの修理屋について記載がありました

Shotmurの53(GoogleMapではShohtemur)に修理屋があるらしいので、早速行って見ました
私のジェベルはチェーンの調節ができないので、直してもらうか、チェーンの調達の為です
ちなみにGoogleMapで検索するとデタラメな場所がポイントされますので注意
RUDAKI公園から通りに入り、公園に面する十字路の近くがShotmur53です
私はGoogleMapを信用したため探し回る羽目になりました
Shotmur54の近くの車の修理屋で道を聞くが、人は集まってくるのに有用な話は聞けず
引き返そうと思った時、片言の英語を喋れる人が登場

通りすがりの男「何を探している?」
私「バイクの修理屋です。マガジン(商店)でも洗車でもなく」
男「バイク・・・修理・・・アンドレイだ!」
周りの群集「アンドレイ?おーアンドレイ!モトツィクル アンドレイ!」
男「アンドレイは友達だ。いま電話をかける」
電話で会話する男
男「向こうの十字路の青いビルの近くでアンドレイが待っている。行きなさい」
私「サンキューミスター」

こうしてアンドレイの修理屋にたどり着く事ができました
アンドレイも片言ですが英語が通じ、しっかりと意思疎通ができます
彼の話では利用する外国人ライダーは多いとの事
チェーンは商ってないが、チェーンの調節をしてくれるとの事




ジャッキアップせずにナットを緩めるアンドレイ
もちろんアジャスターは動きません(理由は八月のタイヤ交換の章を参照)
するとハンマーを持ち出すアンドレイ、アジャスターをハンマーでガツン!とやりだします
これは私も思いついても実行せずにいた事でした
プライヤーで調節し、あっという間に作業は終了。いいのかこの方法は?
この後、旅行についてお喋りして、工賃を聞くと簡単だし、日本車はとってもグッドだし
ロシアの話をしてくれたからタダでいいとの事。ありがとうアンドレイ
かれのメモ帳にアドレスを記入(海外ライダーのアドレスを集めてるらしいです)してお別れ

ドゥシャンベでバイク関連で困ったことがあったら彼に相談するのがいいかと思います



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