2011年10月6日木曜日

ムルガーブからワハーン回廊 マイペースなアメリカ人と2

ムルガーブを出発しワカーン回廊に入り
途中の村にあるHome Stay(民宿)を目指します

マイケルの愛車「スクランブラー」はとても燃費が悪く
出発前にガソリンを入れる容器を探すためバザールに出かけます
が、・・・・この町のバザールは閑散としていて目ぼしい物はなにもありません
とりあえずガス無しの水(これも数軒の店を探してやっと調達する。1.5Lで3ソムニ)
タクシー乗り場で運転手に尋ねたところ無償で容器を頂ける事に
ガソリンスタンドに補充しに行ったところ店員が「ハイウェイ(M41)とワカーン方面の
分岐近くにある村にガソリンスタンドがある」と教えてくれる
なので結局は容器にガソリンは入れませんでした

10時ちょっと過ぎに出発する


文句なしの景観


ハイウェイは意外にも舗装がされています

分岐近くの村で食事を取りガソリンスタンドを探したところ
「この村には無いよムルガーブまで行くんだね」と予想外の返事
オジサン(いつの間にか居た)が食堂に寄る車のドライバーと交渉してくれて
ガソリン5リットル(後で4Lと気づく)を35ソムニで譲って貰う事ができました
計算上は次のスタンドまでギリギリ走れる量らしいです
(ジェベルはムルガーブのスタンドのインチキ計量でリッター25kmとしても十分走破できるはずです)



幹線道路から外れた瞬間ひどい悪路の始まりです



固まった砂利というお馴染みの道から川の中流あたりのサイズの石がゴロゴロしている所
厚い砂砂利、そしてふわふわの細かい砂
特に砂は数百メートルに渡って道路を覆っている箇所があり
通過するのに大変な労力を要しました
ヘタに進もうとするとタイヤが砂の中に沈んでいきます
この酷い道をスクランブラーは滑りながらも、あっという間に越えていきます
特別な改造は一切なくHeidenauというドイツのメーカーのオフ寄りのタイヤを装着しただけとの事
パターンからはオンロード用との違いがわからないです
こちらはT63装着してて難儀しているのに・・・経験が足りないのでしょうね・・・
いずれにせよ砂が苦手な方は入るべきではないです
本当に後悔すると思いますので・・・・ダメだと思ったら引き返した方が無難です


ようやくアフガニスタンの山々が見えて来ました
写真のような検問所は何箇所もあります
たまに金を要求されますが、突っぱねましょう


本格的にワハーン回廊が始まります
全体的に道がとても悪いです
厚い砂で滑るのは当たり前ですし、路面が安定したと思って
速度を出すとカーブの手前に砂が・・・・なんて箇所もあります
平均時速30km程でゆっくりと進んでいきます


車はハイウェイを外れた直後にトラックと擦れ違っただけでした


アフガンの山々です


これが道です
落ちたらバイクを引き上げるのは難しいでしょう


目的の村に着く前に日が落ちてしまいました
通りかかった集落(家が3軒程あるだけ)のオジサンに交渉して泊めて貰う事に
不思議な間取りの家でしたが、かなり大きなお宅のようです
ちなみに電線はあるものの電気はありませんでした

この家では何故か屋根の上で番犬を飼っており、マイケルと家に入ろうとしたとき
頭上から吠えられました
マイケル「ジーザスクライスト!」なるほど、こういうときに使うのですね
ちなみに犬は何匹かおり、外にある便所に行くときは本当に怖かったです

部屋だけ借りるつもりだったのですが、最初にちゃぶ台を運んできて
その上にビスケットやポットに入ったチャイを置いていくオジサンとオバサン

さらに夕食にとジャガイモと羊のスープまで頂きました
味は・・・マイケル「Strong taste!」
アメリカではめでたい時にラムは食べるがマトンは食べないとの事
ビーフの国だし、そりゃそうか


食後、なんと布団まで敷いて頂きました
冷たい雨が降ってきて寒かったので助かりました

座標(N37 04.710 E072 41.730)

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