出発する頃には雨は上がっていました、どんよりとした天気
オジサンにはお世話になりました
請求された訳ではないのですが、謝礼として2人で100ソムニ渡して出発
目的地のイシュコーシムまで70km程です
快調な走り出し
しばらく走るとマイケルが停車
どうしたのかと聞くとガソリンが無くなったとの事
MSRのボトルを使ってガソリンを移すマイケル
周りの山々にはうっすら雪が
昨日の雨が雪となって積もったのでしょう
ガソリンスタンドにある村に到着
この村は比較的大きく商店もありましたが、ガソリンスタンドはなんと休業
通りかかった英語をしゃべる女性(学校に入っていったので教師でしょうか)
が言うには次の村でガソリンを売っている商店があるとのこと
ジェベルからガソリンを入れるマイケルと見物する人たち
商店で菓子を買って戻るとマイケルがジェベルのコックをリザーブに入れてガソリンを抜いてました
マイケル「すまん間違いに気づかなかった」・・・・流石にこれはダメです
ガス欠について話し合うとギリギリ持つとの事
この時点で4.5L程融通しています
マイケル「ガソリン切れたら買って戻って来てくれないか?」
私「えー」
休業中のスタンド
教えて貰った村になんとか到着
マイケルにガソリンを融通しているのでジェベルも補給しなければ
イシュコーシムまで持つか怪しいです
ところが、ガソリンを売ってる商店のオーナーが買出しに行っていて
しばらく戻ってこないとの事
マイケルはスクランブラーの修理に、私は村を散歩することにします
雰囲気のいい長閑な村です
写真のような水路が民家の塀の下を通り抜けて水を配給しています
いい感じの裏道
ようやくオーナーが帰還
商店の裏口から入る部屋にはガソリンを詰めたポリ缶が大量に・・・・
日本でやったら消防に怒られそうな部屋です
ちなみにガソリンは1Lで8.5ソムニ、オクタン価は不明ですが、おそらく92
リッターあたり170円と、ガソリンがこんなに高いのかというと
オシュで買い付けたガソリンをドシャンベに運び、そこからワハーンに配送するからと話してました
このシステムのお陰でタジキスタンは周辺国と比べガソリンが高い国になっているのだとか
ガソリン高のせいもあり、移動費も高額になります
5Lだけ補充
大丈夫かなこのガソリン・・・・・
座標(N36 58.830 E072 19.139)
ガソリンを入れたので村を出発
眼下に見下ろすパミール川の川原には砂丘が・・・
道路上にも小規模ですが同じ砂があります
途中、砂でスタックしたラーダを先行したマイケルが手伝っていました
その車を避けようとしたジェベルも同じくスタックする羽目に・・・・
イシュコーシムに近づくと村の数が増え、道路も次第に安定してきます
人の数が増えれば、子供の数も増えます
バイクを止めようと道を塞いでくる子供が居たりして気は抜けません
日はまだ高いうちにイシュコーシムに到着
一泊15ドルで夕食付きのゲストハウスに泊まります
ちなみにイシュコーシムには両替の出来る銀行やネットカフェ(私が訪れた時は閉店)
多数の商店やカフェがありますが、ガス無しの水は発見できず
マイケル「水どのくらい持ってる?払うから譲ってくれ」
私はシベリアでの苦い経験から水は最低1Lこの時は3L持っていたので譲ることに
結局返してもらえませんでしたが・・・・
マイケルが使っている背中に背負うチューブ付きの水パック(トレイルランで良く見るアレです)
これのせいで水の消費量が多くなっているのではないでしょうか・・・・
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